歯の健康人口が世界一と言われるスウェーデンでは70代以降も自分の歯を健康に保っている人の数が多く、歯の寿命が一番長いと言われています。80歳の歯の残存本数は20本!それに比べて日本人の歯の残存本数が8.9本なので寿命は長いのに歯の寿命がいかに短いかがわかります。この差は定期検診をしているかの差に現れています。日本では歯の定期検査を行っている人が5%未満なのに対してスウェーデンでは90%です。これが歯の健康寿命につながっているのです。日本では虫歯になってから歯医者さんに行く、何かあってから行くという感覚の人が大半ですが、スウェーデンはじめ、歯の健康寿命が長い国では虫歯にならないために定期検診に行くのが当たり前になっています。日本でも1989年に厚生労働省と日本医師会から「8020運動」という80歳になっても20本以上の健康な歯を保とうという運動が推奨されました。いつまでも自分の歯で生活できるということは、食事を美味しく味わえたり、体を健康に保つことにも繋がりメリットしかありません。また、虫歯にならないことも大切ですが、一度治療した歯を健康に保つためにも定期検診は欠かせません。昔に治療した入れ歯の不具合や何度も繰り返す歯周病なども定期検診によって早期に治療することができます。

また、定期検診をすることで日頃から癖になっている独自のブラッシングやケア方法も見直すことができます。当院ではなるべく歯を削らず残していくためにも定期検診に力を入れております。個人差もありますが、3ヶ月〜6ヶ月に一回の定期検査をおすすめします。

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